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水濡れ被害に遭った人の話

火災保険の補償の中で、水濡れの補償というものがあります。
これを適用した知り合いがいました。

この間、知り合いの人が営業しているお店が水濡れの被害に遭いました。
そこは、マンションの一階の居抜きテナントだったんですが、上の階に住んでいる住人が洗濯機を回していたところ水が漏れてしまい、階下のお店の天井から店内の床まで水が染みわたってしまったということです。

水の量が相当多かったらしく、天井はもとよりカウンターや床も全部やり直し。
復旧工事の費用と、営業が出来ない間の損害補償を考えると膨大な損害額となりそうでした。

さらに悪いことに、水濡れの原因を引き起こしたのが学生で、しかも個人賠償の保険に入っていなかったそうです。
当事者間で賠償や慰謝料についてどのようなやり取りがあったのかは分かりませんが、復旧の費用はそのお店のオーナーが加入していた火災保険(もしかすると事業者向け保険かも)から出したということでした。


普段は快活で元気一杯のオーナーさんですが、この時期は本当に辛そうでした。
保険に入っていたから金銭面ではある程度カバーできたと思いますが、営業ができなくなったこと、愛着のあった店を作り変えなければならなかったことなど、精神的なダメージも相当あるようでした。
これでもし火災保険に加入していなかったら・・・と思うと本当に恐いことです。
保険が無かったらどうにもならなかった・・・としみじみ語っていたのが印象的でした。

火災保険が下りないケース

住宅の火災による被害については、不慮の事故だった場合には火災保険で補償を受けることができます。
しかし、加入者の過失や故意によるものの場合は、当然のことながら保険金は下りません。
故意については、明らかに分かるものなので疑問も何もないですが、過失というものがどの辺りまで含まれるのかというところが気になります。

まず、一番気をつけなければならないのは重過失として扱われるケース。
つまり、火災が起こる可能性が高いことが明らかにもかかわらず、注意を怠ったために発生した火災についてです。
重過失のケースとして良くあるのは、寝タバコ、コンロの火を掛けっぱなしにして長時間その場を離れる、といったことです。
コンロの火については、どれくらいが長時間かということに議論の余地が多少はありますが、寝タバコは明らかに過失です。

また、ストーブなどの暖房器具の使用方法によっても重過失となる場合があります。
暖房器具の説明書に書かれている危険行為、たとえばストーブの上や近くに燃えやすいものを置く、といったことです。
使用方法をキチンと守った上で火災になってしまったのなら保険も下りますが、そもそも危険な使用をしていたために発生した火災では補償が受けられないということです。

無意識に危険な使い方をしていないか、一度振り返ってみることも必要だと思います。



火災発生に関するデータ

消防庁のホームページでは、消防白書が毎年発表されています。
年ごとの火災の発生状況や防災の取り組みなど、様々な情報がそこでは提供されています。

そこで、平成21年の火災の発生原因を見てみました。
すると、総出火件数が51,139件で、そのうち失火による火災は32,946件。
全体のおよそ65%が、火の取り扱いミスや不始末によって発生していることがわかります。
つまり、火の用心をするということはこの6割以上の失火を減らすための取り組みだということです。

出火原因のトップ10は次のとおり。

1位:放火    6615件
2位:こんろ   5139件
3位:たばこ   4997件
4位:放火の疑い 4590件
5位:たき火   3021件
6位:火遊び   1948件
7位:火入れ   1604件
8位:ストーブ  1457件
9位:電灯電話などの配線 1330件
10位;配線器具 1059件



こうして見ると、放火と放火の疑いをあわせると11,000件を超え、ダントツの発生原因であることが分かります。
このように、自分の注意では防ぎようのない出火原因がこれだけあるということを実績として見てしまうと、しっかりと保険をかけて備えておかなければ恐いな、と実感します。
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Author:かけだし火災保険さん
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